P2Pソフトの匿名性のメリットは、そのP2Pソフトがどのような用途で使われるかどうかで変わってくる。
例えばWinnyやShareのような違法ファイルのやり取りを第一の目的としたソフトは
匿名性が高いという事で、情報の発信元を困難に出来る。
その点はメリットと言えるだろう。

WinnyやShareは匿名性がある一方で、このようなデメリットがある。
それは匿名性が高い事で誰でも容易にそのネットワークに繋ぐ事が出来てしまうのだ。
そう、警察関係者も容易に繋ぐ事が出来る。
この匿名&無法地帯なネットワークを当然警察が放っておく訳が無い。
結果、あまりにも違法ファイルのやり取りに適しているこのネットワークは
警察による捜査・情報の解析を急がせる事となってしまった訳だ。

このような衰退気味のWinny・Shareネットワークがある一方で
それとはまた違った形のファイルのやり取りが可能なネットワークがある。

それはかの有名なOpenNapネットワークである。
こちらはWinny・Shareと違って匿名性は皆無で、利用者の一つ一つがサーバーとして動作する
WinnyやShareと違い、利用者はあくまでもクライアントとして動作する中央サーバー型のネットワークである。

OpenNapはWinny・Shareのようなシステマティックに動作するP2Pソフトと違い、
人間対人間の生々しいやり取りが行われる。
つまり相手の許諾が無い事には、ファイルのアップロードは行われないと言う事である。
著作物を送信可能な状態にした時点で著作権法的にはアウトになるが、
それはつまり、警察関係者が同中央サーバー内に接続していない限り、立件は困難であるという事。

つまり、OpenNapは匿名性が0であるという事で著作権法違反による逮捕率を限り無く0にしている。
と、俺は考える。

つまり、新しい形のP2Pネットワークと言うのは
暗号化無し、匿名性無し(中継無し、ファイル転送者との直接接続)のWinnyやShareのようなネットワークである。
と、言えるだろう。