私は1998年10月1日から2000年11月30日までNTTソフトウェアという会社に在籍した。
この集団-正直言えば私は会社と呼ぶのも過大評価ではないかと思える-を表すのに適当な表現は

「電電爺の幼稚園」

であり、私が見知ったNTTグループの基本ロジックというのは

「自分だけがよければいい」

である。あるいはこういっても良いかもしれない。私はこの2年あまりの間に「能力傲慢比」という
指数を開発した。分母に傲慢な度合い、分子に能力を持ってくる。
NTTにいる人間より無能な人間はいくらでもいる。NTTにいる人間より傲慢な人間はいくらでもいる。
しかしこの「能力傲慢比」を使うとおそらく頭3文字NTTの会社に勤めている人間は抜群の成績を示す
はずである。

そんな人間の中ですごした2年は決して楽しいものではなかった。しかしそれも私の人としての日々の
一部であり、すばらしい人間との出会いもちゃんとあったのである。

私はこの文章を二つの目的のために書こうと思う。一つはこの恐ろしく、そして素晴らしい経験が記憶の
中に消えていってしまうのを少しでも防ぐため。そしてもう一つは私の頭の中からNTT時代のひどかった
記憶を追い出し、もっとまともで有意義な事を考えるためのスペースを作るためである。

http://otsubo.info/contents/spring/spr00.html#5人も応募者Note