順序を固定することで起こる学習成果の確認のしやすさ

1) 順序固定について、たいした説明をせずに式を立てさせる。
(先にあまり説明をしないのは問題解決型学習とでも言えばよい)
1-a) 掛け算を理解できていない子は、もちろん正しい式はかけない。
1-b) 掛け算をすこしは理解できている子でも順序について無頓着な子もいる
   もちろんその子たちの半数くらいは順序を正しく書けない。
1-c) 順序についても理解している子は正しい順序の式を書く。

2) 掛け算を順序固定で説明をし、その訓練をする
1-a) の中の幾らかは、掛け算を理解し式が書けるようになる。
1-b) の中の幾らかは、順序について理解し式が書けるようになる。

順序固定を行わない場合 学習の成果は、1-aに含まれる子のなかの幾らかのみにあらわれる。
順序固定を行う場合 学習の成果は、1-aと1-bに含まれる子のなかそれぞれ幾らかにあらわれる。

固定を行うと、1-bにいるこれまで簡単な指導で出来る組だったいくらかをできない組にすることができ
更に指導をすると、それらの多くを学習効果があった組に入れることができる。

つまり、何が正しいのかを固定前から変更することによって、これまで「できる」に属していた子を
「できない」に入れることができ、固定の指導でそれを「できるようになった」にカウントすることができる
一粒で二度おいしい学習方法。
中学以降での数学との整合性があろうがなかろうが、かたくなに続ける理由はそこにある。
また、だからこそ、子供のその呪縛を解くことはしない。