12÷a×b と 12÷ab が違うということは、

12÷a×b=(12÷a)×b
12÷ab=12÷(a×b)

と解釈していることになるが、これは単なる演算の優先順位の違いに過ぎず、
「演算の過程」「演算の結果」という概念の差から生じる現象だと解釈する必要は無い。
なんとなれば、※ という新しい演算を用意し、

a※b = a×b

と定義してみよ。ただし、演算の優先順位が×とは異なり、
どんな演算よりも※が最優先されると定義する。
このとき、12÷ab と 12÷a※b は全く同じ計算結果をもたらすので、

●12÷a×b と 12÷ab の違い

を説明することは

●12÷a×b と 12÷a※b の違い

を説明することと同値である。そして、後者を説明するのには
演算の優先順位の違いを説明するだけでよい。
このことは容易に一般化される。すなわち、「ab」タイプの式を「a※b」タイプの式に置換し、
後者の式を考えることで、演算の優先順位の違いのみに帰着される。
もはや「演算の過程」「演算の結果」という概念の差は必要ない。
そして、このことから、数学では「演算の過程」という概念を捨てている。
すなわち、数学では「a×b」も「ab」も計算済みの値のみが残っていると解釈される。