(問題)
新幹線で,東京から名古屋までは1時間40分,名古屋から新大阪までは50分かかるとする。
このとき新幹線で東京から新大阪までいくのにかかる時間を求めなさい。


駅での停車時間はどうなってるんだ,みたいなツッコミは勘弁してもらうことにして,
単純に時間の計算ができるかを見る小学生向けの問題と考えてほしい。

問題自体はこれで完全で,解はひとつに定まる。
しかしもし東京,名古屋,新大阪の駅をそれぞれA,B,Cと脳内で勝手に仮想化して
考える人がいたとすると,この問題の解はひとつに定まらなくなる。
名古屋から見て東京と新大阪が同じ方角にある可能性もあるからだ。
つまりこの問題は算数以前の大前提として,
東京,名古屋,新大阪の位置関係についての知識を要求している。

じゃあこの問題で各駅の位置関係を知らずに答えを50分と書いたらどうなるか。
あるいは場合分けしてふたつの解を書いたらどうなるか。
算数的には何も間違ってないじゃないかという反論もあるかもしれないが,残念ながらどちらも正解にはならない。
出題者が50分も正解にするつもりだったらわざわざ東京,名古屋,新大阪を持ち出しては来ないからだ。


島の問題も全く同じ。
「島は静止している」ことを知らなくても自分勝手な解釈で問題を解くことはもちろん可能だが,
それは題意と異なるので正解にはならない。