たけしのコマ大数学科 Part13
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0234132人目の素数さん
2010/06/07(月) 18:28:05教育的観点,つまり対外的には,問題の核心を正確に把握する能力を養うためと言えるが,
出題者個人の観点で言うと本音は違うところにある。
彼らはいつも問題に美しさを追求しているのだ。
美しさという概念自体,定義があいまいで説明が難しいのだが,
たとえば条件がいくつも箇条書きされてるような問題は出題者的に美しくないと感じる。
こんなときに使うのが,潜在的に条件を持つ「物」をキャスティングするテクニックだ。
たとえば今回の問題でも
・位置は固定されてるものとする
・位置がかぶることはないものとする
と,本来なら書き連ねなければいけない条件を「島」に託すことで
問題をシンプルに美しくまとめあげたわけだ。
たとえば有名なものとして「コンドーム問題」がある。
単にネーミングがセンセーショナルだったから受けたんだろ,という向きもあるかもしれないが,
この問題が真に評価されるべきは,「コンドーム」「複数の男女」「乱交」「性病」と,
絶妙のキャスティングでシチュエーションを創り上げることで,
複雑にからみあう条件を見事にまとめあげた点にある。
この問題を「物」を使わずに作ったらどうなるか,少し想像してみてほしい。
「『島は区別するものとする』と一文付け加えるだけで済む話だろ」
これがどれだけ野暮で的外れな見解か,わかってもらえるだろうか。
こんな条件を書かなくても一意に定義される点にこの問題の美しさがあるわけで,
これこそが出題者のこめたささやかな主張なのだ。
国語力を鍛えろだの,文脈から読み取れだの,
およそ数学とはかけ離れてるように見えることをこれまで主張してきたのは,
この美的感覚を理解してもらいたかったからである。
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