1 :和菓子φ ★[sage]:2008/04/24(木) 09:11:43 ID:???
桜美林大の芳沢教授(数学教育)は、身近な生活の話題から数学を学ばせる
出前授業で女子の数学嫌い減らしに成果を上げている。
芳沢教授が題材に使うのは、じゃんけんや、誕生日当て、あみだくじなどの
簡単な遊び。ゲームを通じて数学的な考え方を感じてもらう。例えば、じゃ
んけんは「グー」「チョキ」「パー」が3分の1ずつ出るわけではなく、
「グー」が多く「チョキ」が少ない傾向があることを紹介。そのデータを
もとに、じゃんけんに勝つためには何を出したら良いかを考えさせる。
誕生日当ては、簡単な計算で出た答えをもとに生年月日を当てるが、整数の
方程式の不可思議さに生徒たちはぐんぐん引き込まれていく。あみだくじも、
数字の「並び替え」の概念を学ぶ格好の教材だ。
世界57か国・地域の15歳約40万人が参加した2006年国際学習到達
度調査(PISA)で、日本は「数学応用力」が、10位と落ち込んだ。
さらに衝撃的だったのは、女子の平均点(513点)が男子より20点低く、
前回より17点(男子6点)も下がったことだ。
今年1月の実用数学技能検定3級(中学生レベル)でも、「数の階乗」の
問題を面白いと感じた割合は、女子は男子の5分の2(正解率は5分の3)
だった。日本数学検定協会は「女子は、生活の中に置き換えられない数式
のみの単純な問題に興味がない傾向がある」と分析する。
芳沢教授の出前授業の狙いは、数学が普段の生活にも密接に関連している
ことを体感して、数学に興味を持ってもらうことだ。今年3月に広島市の
安田女子中学・高校で出前授業の前後にアンケート調査をしたところ、
「数学は生活の中で大切と思う」と回答した高校生は32%から47%に、
中学生は27%から38%に増えた。逆に「全く思わない」と答えた高校生
が21%から3%に激減した。
芳沢教授は「女子は決して数学が嫌いなのではない。数学だけを教えるので
はなく、国語、社会、理科など他の教科や現実社会と結びつけることで、
興味が増す。教科書など数学の教え方にもっと工夫が必要」と強調する。
読売新聞 2008年4月23日
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20080423-OYT8T00306.htm