普通のおじいさんだった。横顔を見ただけだけど、視線を感じたのか
こちらにチラッと視線を送った。「あ、俺のこと知っているのかな?」
と言う感じ。でも、彼の業績を知っているわけでも無いし、数学には
疎いし、彼の著作を買った訳でも無いから、こっちから声を掛ける
勇気は出なかった。髪は思ったよりあった。因みに同じ通りで
楳図かずおにもよく遭う。