「科学少年」の虚構性
               東北大学材料系3年生 >>344
青少年の科学離れが叫ばれて久しい。曰く、カリキュラムや教師陣に魅力がないため、青少年が科学に触れる機会が減少したため、文理間の収入格差のため……。
いかにもオタメゴカシの牽強付会じみた理由づけだが、私の母校がスーパーサイエンスハイスクールに指定されるなど、実際にもこれらの理由に沿って対策がなされているようだ。
だが、本当にこういった理由で科学離れが起こっているのだろうか。科学離れの実際の理由とはなんだろうか。
私は、「科学少年」というイデオロギーが大きな弊害となっているように感じる。結論はこれだけだが、面白そうだからちょっと書いてみよー↓↓

私は大学受験浪人の頃、当時名古屋大助教授にしてミステリ作家であった、森博嗣を愛読していた。森は典型的な「科学少年」であり、中途半端に感化された私は、森に倣って雑誌『子供の科学』を購読し始めた。
雑誌を読み齧っては、パートで疲れ切って帰ってくる母親に対しコリオリ力についての受け売りを講釈したり、科学的無関心を謗ったり――いかにも森的なニヒリスティックな口上で、「科学少年」を気取っていた。
これだけで十分に「イタい」話であり、あまり思い出したくはないのだが……しかし心地のいい痛みだ。さらに書いてみよっと。