葉鍵サバイバル
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0001名無しさんだよもん
01/12/26 01:00ID:8v/xz6lDここは遺伝子工学が生み出した夢の島。この島には空想上の生物が生息していた。
そこに特別先行入場を許された103人の男女がいた。
そこは夢見るスタッフの手によって作られた夢の島のはずだった。あの事件が起こるまで。
「檻に飼われたモンスターなんてリアルじゃない、真のリアリティを見せてやる。」
遺伝子情報の利益とリアルリアリティに目がくらんだ超先生によるシステムの暴走。
自動運送ジープの暴走で島でばらばらになった彼らに迫る古今東西あらゆるモンスター。
武器も食料も水さえも無い状況で彼らは生き延びる事はできるのか。
【元ネタ ジュラシックパーク】
・書き手のマナー
キャラの死を扱う際はなるべく注意をしましょう。
誰にでも納得いくものを目指して下さい。
また過去ログを精読し、NGを出さないように勤めてください。
なお、同人作品からの引用はキャラ、ネタにかかわらず全面的に禁止します。
マイナーモンスターを登場させる場合は話の中か後に簡単な説明をなるべくつけて下さい
・読み手のマナー
自分の贔屓しているキャラが死んだ場合、
あまりにもぞんざいな扱いだった場合だけ、理性的に意見してください。
頻繁にNGを唱えてはいけません。
また苛烈な書き手叩きは控えましょう。
関連リンク
葉鍵リレー小説総合スレ
http://game.2ch.net/test/read.cgi/leaf/1007821729/
参加キャラリストは>>2-5にあります。
0154良識
01/12/28 04:24ID:R0SuKw1oそこで川名みさきが言った一言は僕を震撼させた。「実は私、目が見えないんですよ」
じゃぁ何故彼女がハンドルを握っているのだ?
というか、これまで数十分、どうして事故が起こらずに運転することができたのだろうか。
ここはテーマパークだ。ただ広い草原とか森だけという訳でもない。
いろいろな物がある。決して楽な道でもない。
彼女のカミングアウトに対する反応は様々だった。
「わ、びっくりだよー」とは水瀬名雪の談だ。
そう一瞬驚いたそぶりを見せた彼女だったがすぐにそんなことどうでもいいと言ったように、「ねこーねこーはどこー。ねこいるかなーたのしみだなーねこーてーまぱーくーねこー」などと声をあげていた。
それは今でも変わる事は無い。「ねこーねこー」五月蝿い。猫というか、ここは恐竜とかのテーマパークなのに。
まぁそれはいい。続いてブロンドの髪の少女、宮内レミィの反応は至って無い。
「撃つネ! とにかく撃つネ! でてきた敵、すべて的! 私のライフル火を吹くヨ! 恐竜でも野鴨でもなんでもクルヨー!」
無いというより何も聞いてないようだ。モデルガンが本物かわからない銃を持って彼女は喚き散らしている。
なにはともあれ、この中で唯一の良識を持っているのは僕だと思う。誰が見てもそう思ってくれる筈だ。
あー、頭の中がこんがらがってきた。
とりあえず今運転してる川名みさきは目が見えない。だけど車のハンドルを握っている。
なんで。興味本位? 自分への挑戦? こんなとこで挑戦すんな。アトラクションのひとつだし勝手に動くと思った? 僕もそう思ってた。
訳がわからんよ。
0155良識2
01/12/28 04:26ID:R0SuKw1o「はい?」
「とりあえず車停めませんか?」
「えーと、とめちゃっていいのかな?」
「いいんですよ!」
「後ろからなんか泣き声が聞こえるのですけど」
「はい?」
「いや、泣き声」
後ろを振り返ると、恐竜が僕の頭など一気に飲みこんでしまいそうなほどの大きく口開けてこの車に迫ってきていた。
「え?」
どうする。どうしろってんだ。くそう。橘敬介大ピンチだ。
一緒に乗ったメンツはどうも駄目っぽい。
訳のわからない放送があってからどうも僕はよくない方向に巻き込まれて言ってるような気がする。
あの恐竜、本物なんだよなぁ?
「とにかく、逃げて! できるだけ事故らないように!」
「あ、はい! できるだけがんばります! できるだけ」
できるだけを2回繰り返すとこがもの凄く不安だ。しかし、不安とは裏腹に彼女は上手く障害を越えて行く。
運転も上手いと言えば上手い。ニュータイプってやつか、彼女は。
恐竜は思ったより足が遅いヤツだった。少し走るともう見えなくなった。
「とりあえずここは安全のようだ、ここで一度考えなおそう」
そう言って僕は車を降りた。続いて3人も車を降りる。
宮内レミィは車に酔っていたようで、叢に行って吐いた。
水瀬名雪はその時猫を探していた。「ねこーねこー」
川名みさきは自分を誉めてた。「がんばったよ、わたし」
本当に一体全体僕はどうすりゃいいのだろうか。
【水瀬名雪 川名みさき 宮内レミィ 橘敬介 これから会議】
0156名無しさんだよもん
01/12/28 04:34ID:Z1IqHImkだから、せめて、過去ログ(>>99)はちゃんと読もうよ…。
NG申請2回目です。
こんな俺はピラニアですか? 逝ってヨシですか?(泣
0157読み手A@猫から進化したぴろ
01/12/28 05:57ID:VOoZgYVIついうっかり書き捨ててました(汗)
えっと、MOON.のメインキャラで唯一参加できていなかった少年を途中参加させてしまいました。
高槻が登場しているのはキャラが濃くて使いやすそうだったから(笑)
人気キャラ使用+追加キャラということで、送信するときは非常に勇気が(^^;
読み手のちょっとした暴走でした。
>>152さん
>>153さん
楽しんでいただけましたか〜
毎回叩かれるの覚悟でSSを投稿させてもらっていますが
こういった感想を頂けて本当に嬉しいです。
0159名無しさんだよもん
01/12/28 13:36ID:LMduKkiqよければ未登場キャラリストを>>130みたく時々出した方がいいのではないでせうか。
無論全部ちゃんと読むのが筋なのはもっともなことなのだが、それでも見落とすこともあるし
”良識”みたく出来がいいのにNGなのは勿体ないモナ
なんかタイトルつけといた方が良いみたいなんで
自分の書いた奴にも一応つけときます。
>>133-135「疾走」 ひねりもなんもねえ…
>>143の言う通り、展開が早い気がするね。
もう少し序盤のキャラの心理描写なんかあるといいかもと思う。
まあ、ハカロワと違って出発時が一人じゃないからなあ。
何はともあれ先を楽しみにしていますので、
職人さま方、頑張ってください
0160名無しさんだよもん
01/12/28 14:14ID:IO63QQ6r葉鍵サバイバルってゆ〜より、
葉鍵ックパーク?葉鍵クライシス?(w
0161名無しさんだよもん
01/12/28 14:27ID:yXvkLpVC新規キャラ参入は控えめに、自分の持ち味を出すような無理の無い登場方法を希望。
放送前の話
>>81観鈴・往人 >>97清水 >>118郁未・由依・葉子 >>150-151高槻・少年(荷物に紛れ込んできた)
超先生 セバス
>>7で放送後>>42でセバスに殺される。>>110の後セバスは超先生の間で待機。
(注 下のほう参照)
水瀬秋子 来栖川芹香 来栖川綾香 姫川琴音
>>42でジープの暴走を制御中。(注 下のほう参照)
折原浩平 長森瑞佳 スフィー リアン
>>26にてスライムの奇襲にあいスフィー死亡、ジープに被害がでてるかも。
相沢祐一・北川潤 遠野美凪 みちる
>>120-121でジープの暴走で分断される
>>45-46でジープ故障 相沢祐一・北川潤 竜の巣出口まで10Km地点
>>107でみちる海岸で目を覚ましとりあえず美凪探しへ。
立川雄蔵
>>67で泳いで島に渡って来た。時間軸的にはかなり後半なのだろうか?
柏木耕一 住井護 美坂香里 立川郁美
>>87で休憩中 とりあえず建物を捜す事に、ジープは消失してる。
長瀬祐介 新城沙織 藤田浩之 神岸あかり
>>88で偵察へ>>103-105で武器博物館を目指す事に
0162名無しさんだよもん
01/12/28 14:28ID:yXvkLpVC>>91-92で参加者へ武器配り開始、武器の入手先(博物館?)や長瀬二人が来た理由は不明。
主任は超先生と何らかのつながりがあったように読み取れる。
サラ ティリア エリア
>>93で魔法で転移してきた、現状はまだ把握していない。ジープは当然なし。
長瀬祐介、柏木耕一、藤田浩之等との再会を目的にしている。
しのさいか 砧夕霧 上月澪 久瀬秀一
>>95で前者二人はワニに食われる。>>101で久瀬が澪を保護する。
ジープは暴走により消失の可能性あり。ワニがまだ付近にいる可能性あり。
久瀬の名前が秀一なのはオフィシャルじゃないかも、情報もとむ。
雛山理緒 宮内レミィ 月島拓也 緒方英二
>>99で何かに遭遇、>>132で胞子の化物と判明、能力等は不明。
矢島 神尾観鈴 神尾晴子 国崎往人
>>108にて合流、矢島はバイトで島へ来た。>>147でモンスターと遭遇。国崎のみ分断されてる。
管理センターへの非常電話が通じない事から超先生が
他のスタッフに対しても何らかの行動をした可能性がある。
千堂和樹 高瀬瑞希 大庭詠美 猪名川由宇
>>125-126で2階で作戦会議中、瑞希は気絶。1階は動く鎧が多数居る。
放送当時ジープに乗っていなかったためジープは暴走して消失した可能性あり。
巳間晴香・藍原瑞穂・太田香奈子・巳間良祐
>>133-135でジープで逃走中、良祐は怪我を負って重症。
0163名無しさんだよもん
01/12/28 14:29ID:yXvkLpVC澤倉美咲 七瀬彰 河島はるか
>>148-149で合流 女子4名はトラブルに巻き込まれ行方不明。
アナザー
>>140-141 >>154-155
施設情報
ホテル・竜の巣・便所・武器博物館・売店・高台の屋敷・港
注
>>65で超先生死亡話はあくまでジョークと書き手が宣言してるのに採用していい物か?
書き手の判断をしばし待つべきな気がします。もしアナザーなら秋子組は取り消し。
現状で勝手に出した情報
>>1
各キャラは基本的に特別先行入場で見学に来てる。
超先生の暴走理由は遺伝子情報の利益とリアルリアリティ
>>75
1の個人的企画に対する見解
ある程度定期的に上げていった方がいいと思います。
つーか誰か編集サイト作らないかと言ってみるテストw
0164RTO
01/12/28 17:33ID:iD6uy196まとめご苦労様です。
ふむ。超先生死亡話でアナザーになる話はセバスの話もなくなるわけで。
もし超先生生きてたら生きてたで話が面白くなりそうな、予感。
彼はいじりがいがありそうであるが、作者殿が帰って(コミケとか言ってたような)こないとことには…
0165名無しさんだよもん
01/12/28 18:16ID:z2hLETam>>42是非とも採用させて下さい。こうなった(>>110)セバス、我ながら気に入ってるのです。
0166読み手A@猫から進化したぴろ
01/12/28 19:58ID:wVp1jtl8>>42を採用してしまいますと、今度は>>137さんのあげた問題が……
>>138さんの答えでファイナルアンサーしちゃっていいんでしょうか?
0167名無しさんだよもん
01/12/28 21:31ID:z2hLETamだから、セバスは最初からジープにゃ乗ってないんですってば(泣)。
つうか、俺の文章力の無さが原因ですね。さっき首吊ったばっかりなのに(苦笑)。
0168名無しだよもん
01/12/29 00:46ID:j5ZjgWPG「た、大志君!、どうしましょう?、ブ、ブレーキが利かないみたいです!」
「ぬう、まずいな・・・、さっきの放送といい、どうやら冗談ではないようだな・・・」
「あははーっ、大変そうですねぇ、ねっ舞?」
「・・・はちみつくまさん」
「え〜と・・・、あなたたちは、随分余裕ですね・・・」
「とにかく南女史、湖か沼を探そう、そこにジープを突っ込ませて止めるのだ!」
「わかりました!」
とはいえ、回りを見回すが周囲の木々が邪魔をしてそれらしき景色は見えない、南は畦道に沿ってなんとかジープをコントロールする。
と、後方から突如、奇怪な鳴き声が響いてきた。
皆一斉に、後ろを振り返る。
上空に巨大な影、あきらかに敵意を剥き出しでこちらを狙っている。
「ほう、あれがワイバーンというやつか・・・、と、関心してる場合ではないな」
「ど、どうしましょう大志君」
「いい、南女史は運転に専念してくれ、吾輩がなんとか・・・って!?おい!なにをするつもりだ!?」
後ろを振り返った大志が声を上げる、そこには仁王立ちした舞。
見れば西洋剣らしきものを右手に携えている、畦道の起伏で相当揺れているにも関わらず、姿勢を崩す素振りは微塵もない、後ろで束ねられた長い髪が風になびく!
0169名無しだよもん
01/12/29 00:48ID:j5ZjgWPG「・・・平気、佐祐理は伏せてて・・・」
焦る少女の声に平然として答える。
精神が研ぎ澄まされるのがわかる、張り詰める空気・・。
その空気を引き裂くように、南がさらなる緊急を訴える。
「大志君!、も、森が・・・」
「ちぃ、出口か!、まずいな、これでは狙い打ちではないか」
みる間に開ける視界、後方のワイバーンが攻撃を示す合図のように、一度甲高く鳴く。
そして急降下!、悲鳴を上げる佐祐理と南。
キン!
澄んだ音が響く。
攻撃は・・・こない。
ズァシャアァァァァ!
地面を激しく擦る音。
見れば、後方に首をはね飛ばされたワイバーンが土煙を上げて地面に横たわっていた、みる間に離れていく、血を飛ばすように剣を一振りする舞。
「はぇ〜」
「その技・・・只者ではないな・・・、どうだ、吾輩と共に世界制服の道を歩む気はないか?」
「もう、大志君・・・そんなこと言ってる場合じゃないでしょう」
「うむ、そうだった、では後日改めて・・・」
「あははーっ、その前に・・・」
「・・・脱出」
ジープは走り続ける・・・。
【大志、南、佐祐理、舞、ジープで移動中】
0170名無しだよもん
01/12/29 00:52ID:j5ZjgWPG読みにくい箇所、表現のおかしな箇所があれば、ご指摘いただければ幸い・・・。
0171読み手A@猫から進化したぴろ
01/12/29 00:54ID:XcBXO53bそうだったんですか(笑)
言われてみればって感じで、自分の読解力にも問題ありますね。
すみませんでした。
自分も>>110のセバスチャンはかっこいいと思ってますが、RTOさんの意見もいいかなと。
こうなったら、竹林先生に登場してもらうしかないのでしょうか……
話が滅茶苦茶になりそうですけど(ぉぃ
0173地下に眠るモノ
01/12/29 03:07ID:B9/yDFdP低い重低音が真っ暗な地下室に響き渡った。
ある引き金をきっかけに今まで眠りの中にあったコンピューター達が次々と起動してゆく。
静寂は破られ、起動するモニターの光が闇を押しのけて室内を照らし出した。
安全第一という名目でテーマパークの中には隅々にまで監視用のカメラが設置されている。そのカメラからの映像が、壁いっぱいに設置されているモニターの数々に映し出され始めた。
コントロールタワー…もしくは総括管理室の名で呼ばれるこの場所を知るものは少ない。
そこは超先生の名で呼ばれた彼を筆頭に、数えるほどのスタッフにしか存在すら明らかにされていない場所だった。そう、この場所を作り上げた彼らにしか…。
この島は元々テーマパークとして作り出され、超先生は本社から出向してきた一職員に過ぎなかった。
「伝説上の生きたモンスターをこの目で見れる!」期待を希望に胸を膨らませた彼が初めてこの島へ来、数々の化け物たちを見たときに感じた感情は「この島にある物は張子の虎でしかない」というものだった。
作り出されるモンスターの数々も遺伝子組み替えで、あくまでも外面だけを似せた実のないもの達ばかり。ドラゴンは火も吐かず、グリフォンは狩りも行えず、水龍(サーペント)は水から出れば動くことすら出来ない有様だった。
「こんなのは違う! こんなものをモンスターと呼ぶのは僕の矜持とリアルリアリティーが許さない」
そう言って彼は、強い熱意と情熱、そして何よりも彼自身のリアルリアリティーのために熱心にスタッフと本社を説得にかかった。
0174地下に眠るモノ
01/12/29 03:08ID:B9/yDFdPしかし、彼はバカだが意外にも無能ではなかったのである。彼の語る理想に一部のスタッフが共鳴し、リアルリアリティ最優先を掲げたシンパが出来上がると、彼らは彼らの理想を形にして見せた。
巨大な体躯を揺らし、炎を吐き、圧倒的な力を振るうドラゴン。その姿はシンパ以外の人間をも確実に魅了しはじめた。
セキュリティを飛躍的に向上させ、むしろ総合的には以前よりも安全なレベルに安定させる。
カメラを多数設置し、各所に管理ルームを備え、化け物たちを捕獲・無力化させる武器の設置。
枚挙する暇がないほどの仕事を超先生主導のリアルリアリティ派は信じられない短期間でやってのけ、そしてついに上層部からの承認をも取り付ける事にも成功したのである。
超先生は心から歓喜した。身を粉にして自分の理想を通すことが出来た。その喜びでいっぱいだった。
だが、一度過剰に回転させてしまった歯車はイビツに…そして確実に何かを歪めていたらしい。
モンスターというものは檻に飼われているものだろうか?
ファンタジー世界では無類の力を振るうドラゴン。その全てのモンスターの頂上たるドラゴンが人間ごときの見世物になるために閉じこめられている。それは恐ろしいほどに間違っていないだろうか?
「たとえ伝説上の動物に限りなく近い姿をしているとは言っても、コレはただの見世物でしかない。それは僕の矜持とリアルリアリティーに反しないのか?」
彼は思い悩むことになった。
0175地下に眠るモノ
01/12/29 03:08ID:B9/yDFdP無論そのまま提案したわけではなく、メンテナンスを円滑に行い、さらに万が一の客が対化け物用に設置された火気を目的に管理室に立てこもった場合などの処理にも有効な施設の建設を提案という形で申請した。
ここを占拠されないために場所はほぼ全てのスタッフにも知らせないという条件とともに。
…そして結果は、是。
超先生の一生に一度とも言える実績は本社の信頼を得るには充分なものだったのだ。
そうして、この統括管理室は設置され秘密裏にテストされた。そして、それ以後は一度も使われていない。本社の許可を得ずして立ち入ることは超先生にすら許されていなかったのだから当然といえば当然といえた。
それからさらに数ヵ月後。イビツな歯車は回りつづけリアルリアリティーに狂った超先生によりシステムは暴走。
特別先行入場を許された103人の男女達が悪夢に飲み込まれつつあるのは耳に新しい話だ。
ヴィ―――ン
総括管理室の一角、巨大コンピューターの一部に偽装されたコンテナが低い駆動音を上げた。
そして、シャッター式にそのコンテナの一部が開いたかと思うと一人の女性のシルエットが明らかになる。
来栖川財閥が作り出したHMXシリーズ。そのシリーズは改良を重ねられ、現在では日本以外の諸外国でも開発が盛んに行われている。
その中でも最近注目を集めだした機体TSS−10という機体があった。ナンバー10とはいえ商品化したものとしてはTSSシリーズ初。この機体は一般に開発国の名前で呼ばれることが多く、現在ではCMでも「朝鮮製ロボ」と呼ばれている。
コンテナから出てきたのは正に、その機体だった。
0176地下に眠るモノ
01/12/29 03:09ID:B9/yDFdP機体に充電が行われ、DVDロムが読み込まれる。各部チェックが行われオールグリーンの確認とともに
総括管理室に隠し置かれていた「朝鮮製」の瞳がうっすらと開いた。
コンテナから朝鮮製が一歩足を踏み出す。バランサ―は正常に作動している。間接部位の軋みもない。
「人格」のDVD−ROMを読み終わった朝鮮製は次に「記憶」を得るために莫大なメモリが搭載されているコンピューターにアクセスを開始し始めた。
「リアルリアリティー…私がここにいるときは、私が死んでいるとき…103人の被験者…」
記憶が読み込まれるごとに朝鮮製の瞳に知性の光が宿って行く。
「はは…そうか…やはりこうなったのか。万が一のときのことを考えていて良かったみたいだ…」
口調に似合わないソプラノが閉鎖された空間に響き、その独語はやがて高い哄笑となった。
「はははははは、やった。完璧だよ! HMX12ほど人間に近いものが出来るなら不可能じゃないと思ってたんだ。やっぱり僕のリアルリアリティーな理論に間違いは無かった!!」
声はどんどん勢いを増して行く。
いつだったろう。自分が道を外れていることに気づいたのは。自分の行こうとしている道が正義でないと自覚したのは。
「はははははははははっ」
自分の身に万一があったときのためにバックアップとして…自分の道を追い求めるための道具として
出来る限り『自分』というものをデータ化してメイドロボに移植しようなんて事を思いついたのは。
「はははははははははははははははははははははっ」
笑いはやまない。そして、やがてその目は眼前いっぱいに広がったモニターのほうに向けられた。
「103名か…さあ僕に見せてくれ。ホンモノのリアルを。化け物たちが見せる本物の殺戮と君たちの抵抗を。本物のリアルリアリティーを!」
”彼女”は高らかにそう謳いあげ、さらに1オクターブ高い笑い声を上げた。
【超先生の遺志を継ぐもの朝鮮製TSS−10。総括管理室に存在】
0177地下に眠るモノ
01/12/29 03:12ID:B9/yDFdPみたいな意見が多かったみたいなので、こんな風にしてみました。
興ざめだったらスマソ。一応朝鮮製の目的は”殺戮”ではなく”リアルリアリティーの追求”ってことで
つまんねーよゴルァ!と思っても許容してもらえると嬉しいです…
書き込むときってコテハンつかったほうがいいのかなあ?人それぞれ?
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