喪失の悲しみによるネガティブな感動を突き詰めていくと、どうしても鬱路線
に走らざるを得ないのではないだろうか。
ONEは決して鬱路線ではないと思うが、描かれた喪失の悲しみとカタルシスが強く
受け手に衝撃を与え、そこに消費財としての価値が発生した。
人は刺激には慣れる。一度体験した刺激は陳腐化し、最早消費の対象としては
不適格である。刺激はエスカレートし、際限無く過激化していくほかない。
そして消費財としての価値が枯渇した瞬間、流行は終わる。
そろそろ違う流れが生まれる頃だと思う。印象論だけど。