現在では、遺伝情報を解析することによって、
今まで存在しなかった社会的役割を担える人類の新品種を創り出すことが可能なだけでなく、
新しいライフスタイルを好むように、人類を品種改良することも可能になってきています。

現代人にとって、現代の物質文明は、けして住み良い環境ではないようです。
その証拠に、物質面では豊かな日常生活をおくっているはずの日本人ですら、
多くのストレスを受けながら生活しています。
ストレス社会と言われる以上、現生人類と現代の社会環境はマッチしていないことになります。
では、人類とマッチする、自然調和した生活環境とは、一体どのようなものなのでしょうか。

ここで注目したいのは、ガーデニングです。

人類は、森の樹から降りて草原を長時間歩行するようになったアフリカ原産の哺乳動物なので、
現代人がマイホームに庭を造るときにも、
ちょっとした木の茂みと、それよりもずっと広い、
芝や苔などで覆われた草原のような平地を作ります。
飲み水を確保する必要があるため、好んで草原の水辺で生活していたらしく、
多くの日本人は、マイホームの庭に、小川や池を作りたがります。
草原には食料となる動物がいる環境が必要なので、
原始時代の生活環境をミニチュア化したこれらの庭で、ペットを飼いたがる人が多いようです。
そして、池の中にも、昔は食料としていた、鯉などの魚を放ちたがるのです。

意識して、原始時代の生存環境を再現しようと、
ガーデニングをやっている人はほとんどいないと思います。
無意識のうちに、原始時代の自然調和した生存環境を、
ミニチュア化して再現する行動が発現しています。
人類にとって理想的な生存環境に関する知識は、後天的に学んだものではなくて、
遺伝子情報系が保有していて、自然に行動として発現しているもの、
つまり、生得的真理に属するものなのです。