地上施設に触れてないのは、俺も「ふじ」のウィークポイントのような気がした。

ただ、本ならたしか後半辺りにあった気がするけど、日本から打ち上げると
いうのを必ずしも開発の必須条件にしていないのがある意味回答になるのかも
しれない、とも思った。

衛星を国内で作って外国のロケットで打ち上げてもらう事があるように、
宇宙機だけ国内で作って外国のロケットで上げてもらう、から始めるのも
ありえる、というわけで。それなら地上設備の揃ってる所(例えばロシアとか
ヨーロッパとか)と協力することで日本の抱える問題のかなりの部分に対応できる。

実際のところ、いきなり往復輸送から始める必要もないと思う。
例えばISSの帰還専用船として提供する、というような選択肢もある
だろうし。(帰還専用の場合、打ち上げからドッキングまでは完全に
無人なので、今のロケットがそのまま使える。)
今の有人利用はシャトルかソユーズのどっちかがこけただけで影響が
めちゃめちゃ出るほど不安定で、その安定化に多少でも寄与するという
点では他の国から見ても意味はありそうだし。

>過去の技術の焼き直し
これは意見の分かれるところかも。有人は枯れた技術とか言うけど、
普通「枯れた技術」ってほめ言葉なんです。逆に枯れてないと、場合に
よっては不安定の象徴になってしまう。例えば初代のH2ロケットが
そんな感じ。
ただ、それだけでは現代において説得力に欠けるのも確かで、これを
可能な限り新しい視点で咀嚼できないか試行錯誤したのが、ふじ構想
なのでしょう。