>>58
>> 意味は後から付いてくる。
>それはだめでしょう。それなら現時点で意味がはっきりしていて
>日本が勝ち残れそうな分野に予算回してくれ。

 たとえば「千年後の人類の姿」を考えたとして、あなたはどうなって
いると思いますか。手近なところで百年後でもいいですが。たかが孫の
世代。
 私はごく自然に、宇宙に行ってるだろうな、と思ってしまいます。
 外宇宙への有人進出なんてことはまだ見果てぬ夢、それこそ不可能事
ですが、木星辺りまでなら数十年スパンで考えた場合、人間が行くのも
原理的に不可能ではない。「さよならジュピター」じゃありませんが、
その間の技術の進歩を期待すれば、木星・木星衛星・小惑星帯等での水
素、ヘリウム、その他元素の採取で、経済活動も成立するようになると
思うのです。
 仮に経済活動が無理でも学術調査という目的がある。たとえば南極な
ど、今のところなんの資源も生んでいませんが、様々な国が人を送って
恒久的な基地を作っていて、高層大気、氷床下の調査などで、今でも重
要な発見があります。これが宇宙、他の惑星の調査となれば、期待され
る科学的なメリットは比べ物になりません。
 また、南極には観光客も出かけています。宇宙だって単に行きたいと
いうだけの理由で行く人も大勢出てくる。

 そういう百年後を考えた場合、このNASDA独自有人計画(プロジェ
クト名を立ててほしい)には、地道な一里塚としての意味が立派にある
と思います。
 一里塚を作っている時に百里先の景色がはっきり見えないのは仕方あり
ません。でもこの先には確かに新しい景色がある。
 この道の長さというものを考えて、まだ一つ目でしかない塚を立てるこ
とに、期待を持ってくれませんか?