BWV213は、演奏される機会こそ少ないものの、疑いなく傑作中の傑作です。
バッハとしては宮廷称号の授与を求める請願書を出したばかりのところでもあり、
ザクセン選帝候の覚え目出度きを得るためにも自ずと作曲に力が入ったことでしょう。
edelから廉価で出ているシュライヤーの8枚組みは、指揮者自身が歌う「汝はわが翼に乗りて」
をはじめ演奏はなかなか良いのですが、歌詞カードが付いていないのが残念ですね。
私は、主に、ショルのヘラクレスを堪能できるヤコプスの演奏を愛聴しています。
この曲の主要な部分は下記のようにクリスマス・オラトリオに転用されていますので、
聴き比べてみるのも一興ですね。
1 →36 ほとんどそのまま。
3 →19 3度下に移調、S→A。木管補強
5 →39 3度上に移調、A→S。オーボエ・ダモーレ→オーボエ。
7 →41 2度下に移調。オーボエ→バイオリン。
9 → 4 オーボエ・ダモーレを付加
11→29 3度上に移調、AT→SA。ビオラ→オーボエ・ダモーレ。