ベートーヴェンは聴衆の無理解に怒ったのだから、気にかけていたことは確か。
ただベクトルが逆で、聴衆に気に入るように書くのではなく、
聴衆の方がベートーヴェンの気に入るように聴くことを求めた。
その結果ベートーヴェンの方が聴衆より上の立場になり、
聴衆はベートーヴェンの音楽の中に理解できない部分や退屈な部分を感じても、
自分の修行が足りないせいだと自分を責めるようになった。
ここにクラシック音楽が権威として確立する。