その昔、慈演さんというずる賢い坊さんがおって…という話はしないことにして、
息抜きに別の話を一つ。

30数年前、ギター部の蔵書として、一冊楽譜を購入することになりました。
悩んだ末に選んだのが、当時NHK出版から出たばかりだった『芳志戸幹雄ニューアレンジ集』。

その後、時は移り、自分用にもう一冊買っておかなかったのを激しく後悔していたところ、
先日ヤフオクに出品されているのを発見し、めでたく落札。

で、届いた楽譜を開いてみたら、鉛筆で運指がメモしてある。
その筆跡が昔の私のものにそっくり。メモの仕方や運指の癖もそっくり。
どう見ても自分でメモしたとしか思えない。
メモが中途半端に消しゴムで消してあるのだが、そういえばそんなことをした記憶がある。
消えにくかったから途中で消すのを止めたのだ。

出品者に問い合わせてみたら、神田の古本屋で購入したとのこと。
単なる思い込みである可能性はありますが、
30数年を経て、同じ楽譜が自分の手元に帰ってきた、そう信じることにしました。