演奏には、音楽には、おのずから演奏者の人柄、人間性がにじみ出てくるもの。

ここでも書かれてる発表会とかアマオケとか聴きに行っても、いくら少々
テクニックが上手くて、ここでいつも言われているような音程が正確で
リズムが正確な演奏でも、「どうだ俺は上手いだろ」「私って上手でしょ」
的な演奏にはなんの感動も残らず、聞いても右から左。帰る頃には全部
忘れてる。

それに対して、技術的には少々劣っても、音程が少しぐらいはずれていても、
リズムが少しぐらいずれていても、たとえば高齢の人が本当に一生懸命に、
全身全霊を込めて弾いている姿には心からの深い感動を覚える。

もうかなり前のことになるけど、とある発表会で、お二人とももう70歳前後と
思われる老夫婦によるバッハドッペルの1楽章を聴いたことがあった。
ものすごく遅いテンポの演奏だったけど、懸命になりながらも、自分が休みの
時には必死で演奏中の伴侶をお互いに優しく見つめたり、本当に微笑ましい、また
感動的なシーンだった。あのドッペルは一生忘れない。。。

そういうものだろう。プロじゃないんだもの。アマチュアだもの。