突然失礼だが就寝前にすこし書かせてもらいたい。

私はかつて阿部保男門下のギタリストで今は老いて老人ホームにいる、敬老会が
台風のため延期となり今日ホームで行われたのだが、そのときボランティアで近所の
30代ぐらいの若者がヴァイオリンを演奏してくれるというのだ。事前に楽譜だけ貰って
いたので私がピアノ(本職はギターだが多少は弾ける)で伴奏をつけることになったのだが
その演奏が酷かった、音程が半音近くズレているのだ。

話を聞くとヴァイオリンはここ3年で覚えたそうだ。そんな時代になったのかと思った、
私の時代はヴァイオリンは幼少時から覚えるもので、私もそういう家庭環境にあれば
弾いてみたいものだと今でも思い続けているのだが、その若者の話によると今はシナ製
の楽器がギターより安く買えて「こんなものは特別な楽器では無いですよ」とさらりと言い切った
のであった。

私にはヴァイオリンはとても手の届かない楽器であった、でもそれでよかったのだと思う
私の弾くギターやピアノは平均率ではあるが音程にズレは無いのだから。