『芸術(音楽)は深淵に降りて行く権利、暗鬱で荒涼として魂の秘密の奥に忍び
込んで行く権利を持っているが、この権利は義務ではない。』
とサン=サーンスは言う。
「音楽は人間的な情緒の悲惨な表現に捧げられるものではない。そしてロマン主義の
主観的な憧憬が、いかに素晴らしいものであっても、美的方法論を作曲家に押し
つけることではない。」
と彼が考えていたのは、フランスのメンデルスゾーンと言われた人らしい意見だ
と思う。