「ベームのブルックナーの中でも、これは《4番》よりさらに悪いね」
「第4楽章の最後は、とても聴いていられない。四つの楽章の主題がすべて重なり合う、ものすごいところなんですけれど、ベームはちゃんとバランスをとっているんですよ。そういうものじゃないんですね」
「そして、全曲を通じてフォルティッシモがうるさい」
「でも、ほんとうにいい演奏は、どんなに大きくかけてもうるさくないんですよ。これは不思議ですね」