良い演奏をしても客が増えない、原因を聴衆側のレベルの低さに求めるのは
間違いだと思う。そもそも良い演奏だったかどうかは聴き手が感じるもの。

日本の一般的な聴衆は目の前の音楽と演奏会そのものを心底楽しもうとする。
その聴衆の、専門技術に関する理解能力のレベルがどうこうというよりも、
楽しもうとする姿に感激して帰る来日演奏家も多いのでは。

日本人奏者には、日本の一般的な聴衆のことをバカにして下卑たもののように
無意識に見下ろしているような人が多いような気がする。
言動や態度から感じるものだからすべてを理屈で説明できるものじゃないけれど。

音楽の本質が染みついていて分かっているのはどっちかを考えてみてもいいかなと思う。
西洋の音楽家と日本人の奏者。 一般的な聴衆と日本人の奏者。