さっき、オペラ・バスティーユで《ジークフリート》を見てきた。
指揮:フィリップ・ジョルダン
演出:ギュンター・クラマー
ジークフリート:トルステン・ケール
ブリュンヒルデ:カタリーナ・デレイマン

ジョルダン指揮はテンポよく、今風。次世代のワーグナー指揮者として
バイロイトでも振れると思った。それにしても、第三楽章のために
ハープ5台というのは驚いた。オケピットが広いからだろうと、
隣にいたモントリオールに人と話していた。

演出は、第二幕がイメージと合わなかった。小鳥ちゃんが、吹き替え
なんて、個人的にはあり得ない。たいした演技をしていた訳でもなし。

歌手ではブリュンヒルデのデレイマン(こうカタカナで書いていいか不安)
が圧倒的。出ずっぱりだから比較しては酷だが、ジークフリート役を
喰っていた(そのトリステン・ケールも第一幕第一場第二場はあきらかに
抑えていた)。

それにしても、《ジークフリート》は長いというかクドイね。
ノートゥングの精製、ファーフナーとの戦い、ブリュンヒルデとの抱擁
と、コンセプトは各幕しっかりあるのだが、妙なクドサが、作曲者の
思いと違って《ワルキューレ》よりも今一つ人気がないと、改めて
納得した。