「シューベルトー音楽的肖像ー」アルフレート・アインシュタイン著白水社
P116<ヴィルトゥオーゾ的な方向への要求を持つ唯一のピアノ独奏用の
大きな作品は《さすらい人幻想曲》であって、これは立派な作品ではあるが、
われわれの感情にとっては、彼の最も成功した作品であるとは感じられない。
それがリストによって交響曲風に編曲され、ピアノパートがいっそう
ヴィルトゥオーゾ風に形成されるという運命を甘受したのも、理由のないこと
ではない。>
P305<このフムメル風なシューベルトは、われわれの愛するシューベルト
その人ではない。>