死ぬ1年前に私的に録音したというグルダのCDの即興曲、楽興の時のCD
が、たまたまショップにあったので早速買って聞いてみた。

一部の曲で、間の取り方が短すぎてせっぱつまった感じがするけど、
全体的に良い演奏だと思う。吉井亜彦はあまり評価してないが。

しかし、このCDに添付されているシューベルトの作品に対する
グルダ自身の思いをつづった自書を読むと、死の影が漂っている
ようで怖い。

ましてやその1年後に死んだとなると、因縁を感じる(本人の
自書ではまだまだ死ぬ気はなかったようだが)。

HMVとかAmazonのレビューとか読むと、「感動した!涙なくしては聞けない」
とか絶賛の声があがっているが、なぜかグルダの自書が妙にひっかかって
心が重くなる。

シューベルトの未完成におごそかな美しさを感じていたが、あれも死の
美しさだったのか。