左手のためのピアノ作品
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2010/03/20(土) 11:36:26ID:ccC0RbKe「特に実演を聴くと」と書いたのは、やはり「左手だけでこれだけのことが
できるのか」というのを視覚的効果をあわせて体験するスリルにあるわけで、
「左手で弾かなきゃ出せないような効果」なんてそんな簡単にあるわけないじゃない。
じゃあ、ゴドフスキーにはそれがあるの?
ただ、純粋にピアノ書法だけでみても、ラヴェルはゴドフスキーを超えている
ようにも思えるなあ。いかに左手一本だけで効果的に響かせるか、という点と、
さらには舞台芸術としての見栄えまで考慮した書法という点でね。
ラヴェルの協奏曲の最初のソロのグリッサンドの直前、ピアノがこれでもか
というぐらいに低音と高音を行き来してついに滝のように流れ落ちる複雑な
下降アルペジオになり、そして一気にグリッサンドで上がる、こんなのは
あきらかにラヴェルは「演奏=パフォーマンス=見栄え」という意識で書いてる
よね。
この部分はどうしても左手だけで弾くと、頂上には簡単に登れないといった
テンポの遅れが自然に出るわけで、これはある意味「左手で弾かなきゃ出せない
効果」なのでは?
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