これだけは言える。

Suzuki の大会での a-moll の一斉演奏を Vivaldi が聴いたら、
「俺はこんな変てこりんな曲を書いた覚えはないぞ!!」
と怒りだすこと間違いなし。

Giuliano Carmignola や Orchestra barocca di Venezia による
Vivaldi の演奏をぜひとも一度聴いてみられることを強くお薦め
したい。
既に指摘され尽くしたとおり、モダン・ジャズの「スウィング」感
にも通じる、躍動する Vivaldi の音楽の本来の姿がそこにある。

>>450 が正しく指摘しているとおり、古典派以降に確立された
メトロノーム的律動感をそのまま機械的にバロック期の音楽に当て
はめることは誤りであることは、演奏慣習史等の研究の進展によって、
比較的近年になってようやくはっきりと分かってきたこと。

従って、本来は Vivaldi の曲は初学者の教材として適切なものでは
なかった、と言える。バロック時代の演奏様式を理解して、しかも
それを自分の演奏に反映させることは、本来ならばプロの音楽家を
志望する音大生ぐらいのレベルになってようやく可能となる話だろう。