何か変な流れだな・・・
ロ短調ミサのキリエとグロリアはセットでプロテスタント用の「ミサ・ブレヴィス」として献呈されている。
なぜカトリック準拠のミサ(厳密に言うと多少違うが)に仕立て直したかは、
諸説あるけど「不明」とするのが、素人の論議としては無難だろうな。

リヒターが来日公演の際のインタビューを読むと、
新バッハ全集に対して不信感を持っていると感じる(校訂者の主観が入り過ぎている、という趣旨)
のは、当時出版されて日の浅い新全集のロ短調ミサの校訂者が
「いわゆるロ短調ミサという作品は後世の人が勝手に名付けただけで、実体はない」
とした事に対する不信だと思う。
来日公演の演奏も旧版が用いられた。

事実今はその説はほぼ否定されている。リヒターの考えは正しかったのだ。