リヒターの数多いバッハ作品の録音の中で、今後も聴き継がれていく分野を考えてみると。
・宗教曲(声楽曲)=モダン演奏による一つの頂点として今後もカタログに残り続ける。
・オルガン曲=オルガンの復元化が進められているが、今後も有名曲は常時残る。
・チェンバロ曲=オリジナル・チェンバロが主流となり、時々廉価盤として再発されるのみ。
・管弦楽曲=オリジナル楽器の演奏がもはや主流なので、以下同上。
・協奏曲=上記に同じ。
・音楽の捧げもの=上記に同じ。
リヒターは20世紀後半のバッハの宗教曲の名指揮者
および名オルガニストとして後世に残るだろう。
特にマタイ受難曲(旧録)は、フルトヴェングラーのバイロイトの第九のごとく
神格化されるであろう。