クラギに限らない一般論としてだけど。
一流の音楽家というのはテクニックじゃなくて内容が一流ってことでしょ?
テクニックは教育制度でなんとかある程度はうまくいくだろうけど、肝心の内容
は教育では無理だと思う。ネイガウスはリヒテルにモノを教えたのではなく、内存する感性を引き出したまで。
生まれながらの巨匠と。つまるところ偉大な演奏家はじめ、偉業をなした人は幼少期にかけての
環境(対人ではなく自然環境)による感受性の形成がすべてなんだと思う。
正直、日本人演奏家って東京とか大都市出身者が多い。そら金もかかる事だし。
ただ大都市の雑踏や排ガスの中で育まれた音楽的感性とはどうなんだろう。
日本の原風景 田んぼの刈り入れ期に藁を焼く情景を見、匂いを嗅いで
ミレーの「落穂拾い」を思い浮かべ、頭にはベートーヴェンの大フーガが流れ、己の中に抗えない情感の芽生えをかんじないのだろうか。
吹雪が去った後の神秘的な静けさ 月の光の美しさにスクリャービンを重ね。
広い雪原の果てに沈む夕日を見てラフマニノフを想う。それらを頭ではなく、体で感じる環境でなければ
いい演奏はできないんじゃないかと思う。「日本人から一流音楽家が出ない」
とは言え、地域ごとの問題じゃないか?もっと小さなコミュニティーの問題。
リヒテルもオイストラフも同じ地域だし。外部が出来るのは、卵達に感受性を高める環境で感性を育ませる事だけではないでしょうか。
長文すみません。