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ハリケーン「グスタフ」米南部接近、避難100万人超の予想

【ワシントン】大型ハリケーン「グスタフ」が8月30日、5段階で2番目に強い
「カテゴリー4(風速毎秒59〜69メートル)」に発達し、キューバ西部を直撃後、メキシコ湾に達した。

今後、最強のカテゴリー5(同70メートル以上)になり、
9月1日午後(日本時間2日午前)、米国に上陸するとの予測もある。
3年前のハリケーン「カトリーナ」で壊滅的な被害を出した
米南部ルイジアナ州ニューオーリンズ市は、強制避難命令を出した。

2005年8月のカトリーナは、高潮などの水害で犠牲者1300人以上を出したが、
米上陸時はカテゴリー3(同50〜58メートル)だった。
これに対し、グスタフは8月31日未明、いったんカテゴリー3に落ちたが、強い勢力のまま上陸する恐れもある。

同市のレイ・ネーギン市長は、「100年に1度のハリケーン。
(逃げないと)人生最大の過ちになる」と、市民に強く警告した。

グスタフの進路にあたる地域では8月30日、避難命令を待たずに住民の脱出が始まった。
AP通信によると、避難民は100万人を超えると予想される。
ニューオーリンズの空港は同31日午後6時(日本時間9月1日午前8時)に閉鎖予定。

ブッシュ米大統領は30日、グスタフ上陸に備え、すでにルイジアナ州とテキサス州に発令していた
非常事態宣言を、ミシシッピとアラバマの両州に拡大した。
これで、連邦政府の要員や物資を直ちに被災地へ送り込むことが可能になる。
軍は重病人など約1500人の空輸を進めている。

米鉱業管理局によると、メキシコ湾にある油井の77%が閉鎖され、従業員が避難を始めた。

グスタフが通過したカリブ海諸国では、これまで80人以上の死亡が伝えられている。

(2008年8月31日20時14分 読売新聞)