東芝にも17センチLP(最初600円、のち一斉値上げで700円)という
規格があった時、30センチLPの千円盤が1971年3月から発売された。
第1期が50枚、1年おいて第2期が50枚の計100枚が<セラフィム名曲
シリーズ>として出された。第1期分は黄土色、第2期分は青色のジャケット
で当初は帯、のちにCBSソニーのようなカバー・カード付きの仕様に変更さ
れた。目玉アイテムはクリュイタンスの<幻想>と<運命・未完成>の2点で
両方とも2000円盤で(当時)名演奏として名高かったもので、千円盤化さ
れるとベストセラー上位によく登場していた。その他クリュイタンスの演奏で
組み入れられたのはベートーヴェンの<合唱><7><4/8><1/2>と
タッキーノとの<P協3>だった。<P協3>以外は1975年から発売され
た1300円盤にも踏襲されたのだが、<P協3>はLP、CDを問わず国内
盤としてはこの千円盤が最後だった。<英雄><田園>は千円盤最後期の19
73年11月の2枚組2000円の<セラフィム名曲ダブル>での発売で間も
なく1枚1200円に一斉値上された。この間<田園>はレギュラー盤で発売
され続けていた。1975年に開始された1300円盤ではこれらの他に<ベ
ートーヴェン序曲集>と<ロシア管弦楽曲集>と<ワーグナー管弦楽曲集>が
1300円廉価盤入りさせられてしまった−−−。