>>61
アダンの作品は音楽的には評価高くない、とはよく聞きます。
でも、バレエ音楽というジャンルを確立し、チャイコフスキーなどにも多大な
影響を与えたという話も読んだことあります。
たとえば、「ジゼルのテーマ」のように、特定の旋律にテーマ性を持たせて
物語を作るとか、そういう手法はアダンから始まったとか。
私が好きなのは、1幕最後の狂乱の場面で、ふっと、最初の幸せな「花占い」
のメロディーが復活する回想シーン。
そこでは、すぐにまた暗い奔流に飲み込まれていきますが、その後、
このメロディーは、2幕後半のジゼルとアルブレヒトのパ・ド・ドゥの
ジゼルのバリエーションにも使われています。
それによってジゼルの、「私はこの人を愛して幸せだったのです」という
訴えが感じられるように作ってあるのかなあと思います。