サー・ゲオルク・ショルティ 4
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0554名無しの笛の踊り
2007/06/17(日) 22:14:29ID:7X//aa3Pショルティの「ばらの騎士」は、結論から言うと素晴らしいです。
僕はLPレコードを持っていますが、その印章を書くと
まず歌手陣から言うと、強靭なワーグナー歌いとして知られた
フランスのレジーヌ・クレスパンの、力強くしかもシュヴァルツコップフ
とは一味違う色気と諦観のただよう元帥夫人(特に第3幕の
「In Gottes nahmen!」の力強さと美しさは比類がありません)、
ショルティが愛したイヴォンヌ・ミントンのオクタヴィアンも清潔
そのもの。ユングヴィルトのオックス男爵もまずまず。歌手役に
パヴァロッティが起用されたり、居酒屋主人をデルモータが歌っていて
けっこう凝った歌手たちです。
オーケストラはウィーン・フィルで、ふくよかな響きとともに
ショルティ好みのかっちりとした演奏で、これまた新鮮。カラヤンの
2種のレコードやクライバー壮年のバイエルンと比較して勝るとも
劣らないオーケストラ演奏です。
ショルティの指揮は、意外かもしれませんが、テンポはやや遅め。
そのため第1幕終わりの哀しさがひそかに増してきます。そして
ダイナミックな面白さは第3幕で充分に生かされ、遅めのテンポで
ゆっくりとクレッシェンドしていくときの壮麗な響きは
カラヤン以上かもしれません。
カタログから消えているようですが(?)、決して駄演ではありません。
ウィーン・フィルの素晴らしくつややかな弦楽器を味わうためにも
SACDでぜひ復活して欲しいものです。
ついでに「ナクソス島のアリアドネ」も復活して欲しいものです。
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