お久しゅうございます。ツェヒリン好きの者です。本日の仕事の帰り、長らく
楽しみにしていたアナトリー・ヴェデルニコフのCDを手に入れました。14番と
18番が収録されておりました。私は14番(Mondlicht)のpresto agitatoが特に
好きなもので、念入りに拝聴致しました。161様は“透明で群青っぽい”と表現さ
れていますが、Adagioをお聞きになって連想されたものでしょうか。実際ヴェデルニコフ
のPrestoは非常に興味深いものでした。私はこの楽章から“全力走行”な気分を
感じたいと常々願っている次第です。その点でヴェデルニコフの演奏はゆったりと
弾いているようにも聞こえるのですが決して躍動性は失われていませんでした。
スピード感があるのに曲全体にブレを感じさせない、パラドックスを折り合わせている
点が非常に面白いと思った次第です。203様の仰る通り、“どろどろに弾き崩さ”なくても
BeethovenはBeethovenだと思います。ペースを守って楽譜を忠実に辿っていくのであれば
全体を通して“それなり”の完結を向えることは可能です。が自分の描いているイメージを
表現するとなれば別問題で、ただただ打ちのめされるばかりです。技術の足りなさが素人の
つらさだと思い知らされます。自分の置かれている身を考えると精進もなかなか難しく・・
と眠気に酔いも手伝って支離滅裂に申し上げてきましたが、ヴェデルニコフの演奏によって理想と
現実のギャップが鮮明になったのも事実です。お後は悪うございまして。