フィナーレ第一主題の前打音付き伴奏音型の件。

前打音を普通に裏拍の中でやると、特にテンポが速めの演奏の場合、
16分音符と前打音の区別がつけにくくなる。

一方、おそらくインタビュー記事に書いてあったものと思うが、
ヴァントは、上記の音符の区別を明確にするため、
「前打音は裏拍ではなく表拍で処理しなければならない」という趣旨の解説をしていた。

特にティンパニ・ソロは、
4拍目の裏だけ前打音ではなく16分音符なので、その叩き分けがちょいと難しい。
前者の方法でやると、(┃は小節の境、|は拍の境を表すということで。)
 ┃ウン・タ|タン・タ|タン・タ|タン・タ┃タン
一方、後者の方法でやると、
 ┃ウン|タ・タン|タ・タン|タ・タン|タ┃タン
になる。

なお、楽譜については、
ハース版、ノヴァーク版�T、ノヴァーク版�U、改訂版とも同じ譜面だったはず。