>>43
ドビュッシーは、若い頃はサン=サーンスの影響をかなり受けたが
(ピアノ三重奏ト長調を聞いてごらん)、20世紀になって以降
オペラをはじめとするサン=サーンスの作品を酷評し、
「引退しない老人扱い」呼ばわりだった。

シューマンは、直接の師匠はヴィークと並んでメンデルスゾーンと言っていいのでは?
交響曲は、最も影響を受けているのはシューベルト(グレート)だろうが、
初演の指揮をしているのはメンデルスゾーンで、一緒に勉強したことだろう。
それに、シューマンが第一交響曲を書く以前に、5曲全ての初稿を発表済み。
室内楽はもっと影響されていて、曲の構成、ロマン派的なソナタ形式への
曲想の埋めこみ方などを考えると、メンデルスゾーン以外に手本となった人物は
見当たらない。後世からみてシューマンが師匠であるメンデルスゾーンに作曲で
圧倒的に勝っている分野はピアノ独奏曲くらいしかないが、それについても
本人は「無言歌集」の評で脱帽している。年齢はほとんど変わらないが、
音楽キャリア的には15年くらい先輩にあたるのがメンデルスゾーンであろう。