第九についても前に書きましたがやはり旧盤の出来が好きです。
これはのちのベト全となるきっかけの第一弾でした。
その後何年も後続が出なかったのですが、ヤキモキしながら待っていたのを思い出します。
新盤も凄い演奏ですが、ちょっとやりすぎのところがチラホラ。
第1楽章再現部のティンパニの連打はなんざんしょ!!
確かレコ芸で海外での批評が紹介されていましたが「フットボール会場上空を飛ぶ
ヘリコプターみたいな雰囲気」と評されていたのは言い得て妙でしたw
ティンパニを2人で演奏しているカラヤン盤よりもぶっ飛びます。
旧盤の声楽陣は確かに充実しています!
もう亡くなりましたが北欧の巨漢マルッティ・タルヴェラの強力なバス。
まだ声に潤いが残っている頃のヒザー(ヘザー)・ハーパーのソプラノ。
第4楽章最終部分のソリストによる四重奏の最後の和音がこれほど美しい演奏は他には見あたりません!
譜面上ではソリスト達がアコードを伸ばしている間に弦楽器が演奏し、最後は4人の
ソリストの声だけが残るように書いてあるのですが、ほとんどの演奏はオケと一緒に終わっています。
ここだけでも一聴の価値大いに有りの名演奏だと思います。
このへんを聴くと、ショルティの楽譜の読みの深さが感じられます。
ただしワーグナーやワインガルトナーによって付加された変更まで
そのまま演奏してしまうのがちょっと残念ですねー。
特にテノールのソロに移る前の合唱団の二分音符に「・」を付けた奏法は残念です。
フィナーレ、プレスティッシモの最後の最後ではCSOの打楽器軍団が炸裂!
ティンパニの強烈な連打とオケのテュッティは数ある第九の中でも圧倒的音量。
はああ、聴きたくなってきたw