たまたま、中古のバックハウスが1枚あった。
しかし、Op.7とOp.10の3曲。おまけに
アラウを1枚。
ためしに、バックハウスのOp.7とOp.10-3を聴いてみる。

正直に言おう。結構おもしろかった。
テンポが時々遅くなるのは良いとしても、
強弱のバランスが結構違う。そのため、流れるような、と言うと
誤解されそうだから、グルダのような推進力のある演奏、とは
全然違う。新鮮でした。

ただ、枯れたとか、ケレン味のない、という評は全然違うと思う。
バックハウスの魅力は、その個性的なところだと思う。

ピアニスティックな意味では、音がキレイな感じがするが、
録音悪すぎ。音の輪郭が良くつかめない。これは、732氏が
指摘しているように、ペダルの踏みすぎのせいなのかも。
実のところ、音のバランスも含めて、ピアニストの意思が
強く反映している気がしないので、録音に関しては無頓着
だったのかも。

738氏が言うように、バックハウスが大戦を経験した影響が
あるとしたら、楽譜の再現や、伝統的な演奏には興味が
なくなって、自分が弾きたいように弾くという境地に達した
ことではなかろうか。