何が争点なのか追いづらいのですが、どうやらバックハウスを巡って荒れているようですね。
彼のベートーヴェンを好きな人も嫌いな人も、バックハウスの演奏とは何かを説明したくて、
しかし的確に言い切るのが難しく苛立ってらっしゃるようにも見えます。音楽を言葉で語る
こと自体がそもそも難しいうえ、バックハウスはまた評価の難しいピアニストだと私も思います。

私自身はベートーヴェン後期ソナタの聴き始め(昔、20歳前後の頃のことです)がバックハウス
とケンプだったため、これらの名前、そして自分の記憶にある演奏に今も親しみを感じます。
当時、安物のオーディオ機器しか使っていなかったため(今でもです・・・)、音に関してあれこれ
言うのは憚られますけど、バックハウスの音はきれいだと思います。それに、十分に上手い。
演奏全体の印象は、>>731 さんの簡潔な表現に同意です。ケレン味のない良い演奏。
聞き手の心と波長が合えば、深く響きあえるような演奏だと思います。・・・これより多くを語るには、
自分の心が希求するものが何か?とか、演奏に表現されている美がどんなものかとかについて
言葉や論理(?)を搾り出す必要がありそうです。そうすると往々にして罠に嵌ることになる。
自分が思うことを他人に伝えようとするうちに、いつしか勝つための議論が目的にすりかわり
勝つための理屈に埋没する。元を正せば、音楽の感動を人に伝えることの難しさゆえだと思います。

もうひとつ、この際確認しておきたいこと。
ピアニストがピアノを通して美について何かを語る。たかが美です。聴く者がそれを美しいと言う。
そう言ったことで、また別の人に非難されることがあっても当然です。美を享受するにあたって
誰かしらからの非難を免れることはないし、回避する必要もないと思います。

>>749
確かに >>738さんのカキコ、いささか飛躍した論理(?)だと思います。(やや共感しますが・・・)
しかし音楽や演奏を語るのに、必ずしも論理的な思考力など要らないと私は思います。