友は馬を下りて、
訣れの酒杯を
差し出す。
そして私に尋ねる。
「君は何処に行くのか、
またなぜに?」と。

私は愁いを帯びて
口を開く。
「友よ、この世に
私の幸福は無かった。
私はひとり淋しく
山にさまよい入る。」

「疲れ果てた孤独な魂に
永遠の救いを求めて、
今こそ故郷に
帰ってゆくのだ。
私は心静かに
その時を
待ち受けている。」

しかし、春になれば
愛する大地は再び到るところ花が咲き乱れ、
樹々は緑に覆われて
永遠に、世界の遠き果てまでも青々と輝き渡る。

永遠に(Ewig)、永遠に.....