商売の成功が全てなら、売れてるJ−POPのCDだけがあれば、
それで事足りる。フルトヴェングラーやカラヤンやベームのどのCDと比べても、
消耗品のように毎月発売される流行のJ−POPのCDにはとてもかなわない。
商売の売り上げだけを基準にすれば、
クラシックのCDを作る会社も、売る店も不要になってしまう。
でも、音楽の価値を商売の成功と等しくしてしまうと、そうなってしまうのでは・・・
商売の成功は、それを成功に導く戦略というものがある。
その戦略が音楽とは関わりのないことや、本来、音楽に付帯するようなものをアピールしていく
ものである場合が多く、純粋に音楽的な要素に価値を見出そうとするものからすれば、
不純物が多い。
もちろん、戦略がダイレクトに音楽的な要素に焦点があっている場合もあるが、
なかなか昨今はそのような戦略では、商売の成功は難しいのが現状である。
よって、商売の成功=音楽家としての成功 とは言えない場合が多い。

売れているフジコと、その何十分の一だけ売れているミケランジェリ、
商売の成功だけの視点で、フジコ>>>>>>>>ミケランジェリ と、
演奏家の音楽的価値まで決まってしまえば、クラシック音楽は滅びてしまいます。