>>934
そうそう、品がいいよね。
特にアズチェーナは凄まじい思いや葛藤を秘めこの作品の中で特にドラマチックで、とても重要な人物だけど
歌い手によってはエキセントリックな醜悪さが勝ったりする。
シミオナートは、アズチェーナの心理を表現しつつ
その声の「品」で、この役のグロテスクになりかねない所を中和している。
アムネリスならムーティ盤のコッソットも嵌り役。(この盤もキャストが揃っている)
シミオナートもコッソットも、メゾとしては声に透明感があって聴き易いと思う。

バルツァも好きな歌手だけど。
美人だし、特に見る分にもいい。
このスレで話題に出ている「カルメン」とか、
「ドン・カルロ」のエボリとか。
「アイーダ」のアムネリスは、嫉妬に燃える女の生々しさがあって自分は好きじゃない。
気が強いけどやはりお姫様であるこの役の良さにそぐわないような。
この役はシミオナートやコッソトの方が合っていると思う。
この3つはいずれもカラヤン盤。
カラヤン盤でバルツァが出ているアイーダと言えば、
アイーダ役のフレーニもラダメス役のカレーラスも役に著しくそぐわない
と思うんだけど(なんていうか、王子様とお姫様のノリ)
この二人の二重唱があまりに綺麗なので、変と思いつつも好きだ。

オペラの楽しみは、「作品」から来る楽しみもあるけど、
歌手の魅力による楽しみもあるから、気に入った歌手に出会えるとまた嵌るね。