なぜヘルダリーン(一七七〇年生)やノヴァーリス(一七七二年生)、シュレーゲル兄弟(一七六七、一七七二年生)らがローマを通しギリシャに憧憬を抱いていたのか。
また同じヘレニズムに憧れていた古典主義と、彼らロマン主義との違いはいかにして生まれたのか。
なぜ古代ローマ志向でありながら「お伽話」である中世を描き出したのか(>>418ノヴァーリス「神聖ローマという名称は、本当に見事で、意味深い偶然だ」の「偶然」の意味)。
古代ギリシャ→古代ローマ→フランク→神聖ローマ→ルネサンス→啓蒙時代→ナポレオン期と単純に時代区分しただけでは理解不能な歴史的有機性が根底に存していることがわかる。

解明の鍵は「歴史Historyの物語Story的読み換え」という弁証法にある。例:レンブラント「ホメロスの胸像を眺めるアリストテレス」