ただやっぱり、
シューマンに親近性がないとアンサンブルとかはかなり難しいと思いました。

いわゆる古典的なアンサンブルになれた人にとっては、
普通の意味での、楽器同士の対話は成立ちにくい。

と言うか、最初に全てが溶け合った響きをつかんでいないと、
その音を鳴らすタイミングはつかみにくいとは思いました。

その点墓の作曲家は、楽器の対話の息継ぎがやりやすいので、
そこが誤解を受ける最大の点かも知れないです。
息詰まるんでしょう。

ベートーヴェンもどっちかと言えば、
楽器同士の対話が余り得意ではない感じを受けますが、
その代り、メロディ自体が大体短いので、
悪い言い方をすれば、ある意味、どうとでも取れるし、
あまり、そう言う音色や楽器の特性に依存はしていない感じを受けます。

が、シューマンは、楽器のニュアンスと言うキャラクターは大事にしてるんですが、
それは、色彩であって、実際上の演奏にまでは及んでいない。
ただ、それぞれの楽器の持ち味は良く分かってるんです。
最もその楽器にとって特徴的な響きを集めたがゆえに、実際の演奏では演奏しにくい。

実際の演奏家にとってはそれは偶然の効果や、
気に止めていないような特徴が、
シューマンの曲にとっては、重要な問題だと思います。
実際に聞く側の人間の求めている物を追求したのかも知れません。