>>804
 確かにバックハウスは無難なところかな?と思うのですが、全集として
みてと、技術的な側面をのぞいても、ファーストチョイスはちょっと無理
があると思います。

 ベートーヴェンの意思の強さとか精神性とか感じるのですが、この演奏は、
そういった実はベートーヴェンの一面にすぎない面に偏りがちで、他の様々な
側面をあまり感じないか、もしくはある種の枠にはめすぎているのが残念だと
思いました。
 この考えでいくとグルダ(新旧)もイマイチになります(なぜケンプのような
演奏をしていないのか、ちょっと疑問に思ったのですが)。

 交響曲ですらガーディナーやアーノンクールが様々な側面を感じさせてくれる
ので、特にピアノソナタはそういう演奏の方が、ベートーヴェンの様々な考え、
発想がよく分かり理解も深まるのではないかと思います。個人的にはそういう演奏を
お奨めします。

 ケンプは即興的な面を感じさせるだけでも稀なレコードです。ベートーヴェンは
即興の名手という側面があり、その即興の数々を全て頭の中に覚えていたという
面が影響しているのか、ピアノソナタにもその経験が様々な形で生かされている
と思いました。
 だから、即興的に表現しているのは、合理的だと思います。少ないのが不思議な
くらいです(個人的にはパウル・グルダがこの路線で録音してもらいたいと
思っているのですが。。。)
 世評はグールドの解釈が非常に評判がいいようです(私は未聴です)。個人的
には、ある演奏家がお奨めですが、CDが一部?しかないし、グールドと比較視聴
したいので、その上でお奨めとして挙げたいと思います。

 中途半端になりましたが、それでは。