>>595

うむ。それは面白い考えだな。でも実は俺も同じような事を一人で勝手に
妄想した事がある。そのときは半ばギャグとしてだが。自分が指揮者でコンサート
をやる。たとえばはじめベートーヴェンの交響曲五番、次に六番というプログラムだとする。
ところがふり間違えてはじめにやんわりとした導入(つまり六番のつもり)で開始する。
そしたらオケの連中もなぜか六番を演奏し始めた!そのまま最後までやる。
そして聴衆に一言「これが私の運命」です。こんな解釈で演奏した指揮者はかつて
一人もいなかったのでは?と自負しておりますが、皆様いかがでしたでしょうか?」
っていえたらおもしろい!勿論二曲目は激しく振り下ろして
どうきいても「運命」にしか聴こえない新解釈の「田園」をやる!

「楽譜に忠実」→「楽譜中の音符を全て正確にコピー」ではない事は確かだろう。
そもそもそれは出来ないし。その「出来ない理由」にも俺は二要素があると考える。
@「楽譜には全てを表記し得ないから(それを承知、というか前提のうえで作曲していたのが
中世・ルネサンスやバロック音楽の多くのものだし、名演奏家の独自解釈をハナから想定してある)
A万が一表記し得ても再現、蘇生を行う際、それが人間であろうと機械であろうと
「完全同一で毎回再現」は不可能だから(天気が変わっても音楽はかわる、これじゃどうしようもない)

とくに強調したいのが@中の「名演奏家の独自解釈をハナから想定してある」点。
これは逆説的見解になるが、「楽譜に忠実に演奏する事は忠実でない事」になってしまう。