一般的なデジピは買ったらそれまで、それっきり。弦は無く、音はサンプリングである
ものの、DGPの場合は重力に拠り自然に戻る、本物GPに当たり前に搭載されている
(廉価版、ハンマーはDGP専用おもりとはいえ)鍵盤が、搭載されています。他のデジピと
比較した場合「〜のようなもの、近づけました」とは全く異なっています。一部では
ありますが、DGP-1はほんの少しアコピにかなり近い感触が得られます。

鍵盤の調整ができれば、タッチはかなり追い込めるという、あるレポートを信じ、YAMAHA
にも、そのあたりの調整の確認を取って購入を決定しました。もし購入後一年以内に新製品が
出たら絶対後悔するな、とも思っていましたが(僕にとって)ラッキーな事に、保障期間内に
それは起こりませんでした。

YAMAHAのA1AEのほぼ半額強。さらに消費税、運搬費用を足すと、プラス10万弱!ガーン!
これを高いと思うか、まずまずと思うか、個人の価値観に拠ると思いますが、当初ありえ
ないと思ったその値段を、調整で上蓋が開いて技術者が調整する姿を見、最初にちょっと
重すぎ、不ぞろいだったタッチが劇的に変わり、粒がそろった事実から、僕の場合は
そのぐらい出してもしょうがなかったな、というのが正直な感想です。

もちろん現在のDGP-1に100%満足はしていません。意味も無くでかいし、音色は好きでは
ないし、時々音がぶつりと消えるのもわかる(ラフマニノフなんか特にね)。

でもね、本物の代用品として、しかも練習用として割り切ればかなりイケます。だって
いきなりフルコン弾いてもあたふたせずに弾き終え、しかも僕の状況を全く知らない複数の
人々から、「音がすごく綺麗だった」「良い演奏だった」なんて褒められた事が本当に
あるんです。自分の状況を説明すると目を丸くして、「まさか!」なんて驚かれると、
DGP-1に買い換えてホント良かったって思ってしまったんです。後継機がでたら心動く事は
間違いないのですが今のところは、これしかないなぁって思っているんです。