尊敬する音楽家がさ、
記憶力・集中力・絶対音感を仕事の絶対条件にあげててさ、
自分は神さまに恵まれた絶対音感をとりあげられたら、
間違いなくこの道ではやっていけなくなる、とまでいってるの。

彼にとっては何が良かったかというと、
どんな複雑なポリフォニーも頭の中できくことができるから、
暗譜のためにはスコア読むだけでオッケーだったこと。
楽譜や楽器やオーディオがなくても、食事中でも散歩中でも喧騒の真っ只中でも、
いつでもスコアの勉強をしたり、作曲したりできたこと。
こういう、いつでもどこでも性。

それ読んだとき、人の何倍も音楽にふれる時間があっていいなあ、と思った。
音楽に捧げる時間数は、音楽の質にもある程度比例するだろうから。
絶対音感、なくても生きてけるけど、あなどれない「便利」さだろうなと。
いまだ黒電話な会社と、全社員ネット&ケータイ配備の会社の違い、みたいな・・・



まあ、「天才」グレン・グールドの話だけどな・・・