* * * フレデリック・ショパンPART3 * * *
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0718その2
02/09/24 00:59ID:/HYzTSgZした。時間で言うと、ギレリスとアラウが同じ時間で速めに弾いていますが、
それよりは遅く感じます。しかし、例えばリヒテルのようにロシア的な叙情性は
ないし、また(リヒテルやギレリスで感じる旧ソ連のピアニスト特有の)強烈な
打撃音は、他の方よりは感じません。むしろ、弱音を生かした表現力の豊かさが
感じられるし、第2楽章もベートーヴェンの音楽として精錬された叙情性
を感じます(これは旧ソ連の方の中では珍しいくらいです)。
かと言って下手だというわけではなく、第3楽章は難しいし速い楽章なの
ですが、音は綺麗だし技巧的にも完璧です。アラウは年齢のためか多少崩れる
感じがありますが、もちろんそういうのは感じません。ただギレリスのように
全て畳み掛ける感じはなく、曲の性格に合わせて速さを調節しながら弾いている
感じがします。
総じて言うと、よくベートーヴェンの曲を研究して弾いているという印象
です。しかも演奏は理知的な面と感情的な面のバランスが取れており、
今回試聴した中では、一番旨みを感じる演奏でした。
全集はこの後に作っているようですが、この姿勢は変わっていないと思い
ますのでお買い得だと思います。
またショパンに関してですが、こういう演奏家なので決して悪くはないと
思いますが、私のもっている本「ロシア・ピアニズムの系譜」では
紹介されていません(ベートーヴェンは、旧ソ連最高のベートーヴェン
演奏家として紹介されていますが)。
最後に全くショパンと関係ないレスになってしまいすみませんでした。
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